シナモンの過剰摂取は控える

シナモン(桂皮:ケイヒ)は血糖値を下げる効果があり、糖尿病治療に有効である事は「糖尿病に効く最強サプリメントはシナモン」で説明しました。

しかし、何事もやり過ぎは禁物です。ビタミンが体にいいからといってサプリメントなどで必要以上に摂取してもすぐに体外に排出されるだけで、ほとんど意味はありません。

シナモンもそれと同じ事です。少量のシナモンを摂取する事は、糖尿病治療に効果がありますが、適量以上のシナモンを飲んだり食べたとしても、それ以上の効果はありません。

それどころか、ドイツ連邦リスク評価研究所の発表によると大量のシナモンを体内に取り込むと(グラム単位の連日の摂取)、健康を害する危険性が否定できないとの事です。

一言でシナモンと言っても実は2種類あって、セイロンニッケイとカッシアに区別できます。

セイロンニッケイにはクマリンという物質がほとんど含まれていませんが、カッシアはクマリンを多く含んでおり、そのクマリンの作用で多量にシナモンを摂取すると肝臓障害を引き起こす可能性があるとの事です。

妊娠している人やアレルギーのある人は特に注意を

また、シナモンにはシナモンアルデヒドという物質が含まれており、動物を使った実験において胎児に健康リスクを与えている可能性がある事も報告されています。

アレルギーを持っている人もまれにシナモンの食べ過ぎ飲み過ぎによって、湿疹が出てくるという症状が現れることがります。

シナモンの副作用に関しては、まだはっきりとした事が証明されておらず、それほど過剰に反応する必要はないと思われます。

適量をほどほどに摂取する事が大切なのであって、大量の過剰摂取はしないようにして下さい。

食べ物に何でもかんでもシナモンパウダーをかけるのではなく、1日に1杯コーヒーにパラパラと振りかけて飲む程度にしておきましょう。

それでも血糖値を下げる効果は得られますし、その程度の量であれば副作用を気にする必要はないでしょう。

匂いもきつくなく、コーヒー、紅茶、ミルクなどに溶かして飲むことができる「ギャバン」というブランドのシナモンパウダーがおすすめです。


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