進行すると高額の治療費が必要になります。

ジェネリック薬（後発医薬品）を使えば薬代を安く抑えることができます。

かかりつけの医者にジェネリック薬を使うようにお願いすることで薬代を安くすることができます。

糖尿病治療には、少なくない医療費が必要になりますが、一概にいくらぐらいのコストがかかるとは言えません。

というのも、薬物療法が必要な人と、そうでない人では必要になる医療費の金額が大きく違うからです。

病気の状態、程度や合併症の有無によっても薬の種類やインスリン注射の回数が異なります。

薬でもジェネリック薬（後発医薬品）という特許権の消滅した薬を使用すると薬代を安く抑えることができます。

軽い人は食事慮法、運動療法だけで薬物療法は必要ありませんが、それでも、診察を受けて検査をすると数千円かかります。

またインスリン注射が必要な人では、3割負担でも月に1万から3万と高額な医療費がかかります。

一度インスリン注射を打つようになると、生涯打ち続けなければならないのではないかと考える人も多いようですが、それは1型の糖尿病の話です。

2型の糖尿病の場合は、すい臓を休ませる目的でインスリン注射を使用します。

インスリンを注射することで、衰弱したすい臓がインスリンを分泌する必要がなくなります。

すい臓がしばらく休むと、再び元気になって、十分な量のインスリンを分泌できるようになる可能性があるというわけです。

糖尿病の進行が進んでいる場合には人工透析が必要になります。治療費は月額数十万円かかりますが、実際の様々な制度を利用することで自己負担は１万円〜２万円くらいになります。

面倒でも定期的な検査で治療費を節約できる。

医療費のことを考えると、面倒でも定期的に診断を受けて病気の進行具合をチェックするのはとても大切なことです。

定期的に診察を受けるとその度にお金がかかりますが、進行が進んでしまうとそれとは比べ物にならないくらいの医療費が必要になります。

糖尿病を放置して、酷い状態になってしまうとその分医療費も余分にかかりますし、治療も大変になります。糖尿病が進行すると最悪の場合人工透析が必要となります。その場合、治療費だけで月に数十万円必要になります。

糖尿病は完治しませんが、なにより合併症を進行させないために医師の指示を守って生活習慣を改善することが必要です。

糖尿病と診断されたら、まずは食事療法と運動療法を必ず行いましょう。

食事療法は、基本的に普段の食事に気をつけるだけですから、ほとんど費用はかかりません。

むしろ、炭水化物を控える、間食をしない、油脂を取らないようにするなどの心がけで食費は下がる可能性もあるのです。

また運動療法は、スポーツジムに通わなくても、最寄り駅の一つ前の駅で降りて歩く、時間を見つけてラジオ体操をするや簡単な筋肉トレーニングをするというように工夫すれば十分に効果があります。

健康保険に加入していて、きちんと支払いをしていれば、健康保険法に基づく高額療養費が適用され、月額の医療費の上限が固定されます。

健康保険に加入していない場合、糖尿病が進行すると、月に数十万円という費用を実費で負担しなければなりませんが、健康保険に加入していれば、個人の収入によってかなり負担が軽減されます。

長期高額疾病が適用されれば、月額１万円〜４万円程度の自己負担にまで軽減されます。但し、入院時の食事代など医療費とは関係ない費用に関しては全額自己負担となります。

また、健康保険に加入していても、支払いが滞っていれば、高額療養費などは適用できませんので、滞っている金額を全額支払う必要があります。

どうしても、経済的な事情で支払えない場合には、区役所などに相談に行って下さい。