ほとんどの糖尿病の原因は、生活習慣の乱れ。過食、運動不足など自分で大幅に改善する事も可能です。
糖尿病にはいくつかの型があり、それぞれ原因が違います。
糖尿病の型によって原因が違うので、当然治療法も異なります。自分の糖尿病の型を知ることが治療の第一歩です。
1型は、以前「小児糖尿病」「インスリン依存型糖尿病」と呼ばれていました.
1型は、ほとんどが20歳以下で発症するという特徴があります。
インスリンはすい臓のβ細胞から分泌されていますが、1型の糖尿病はβ細胞が死滅してしまう病気です。
その原因は自己免疫反応、つまり免疫細胞が自分のすい臓を攻撃してしまうためと考えられています。
1型の糖尿病にかかると、インスリンが極度に低下するか、全く分泌されなくなるために血糖値が異常な値となります
つまり食べた糖分が栄養として取り込まれずに全て排出されてしまうために、そのままでは徐々に痩せて衰弱してしまいます。
そのため、インスリンを常に投与することが必要です。
一方、2型の糖尿病は、1型とは違い生活習慣が原因となっているものです。
近年、先進国では2型の糖尿病が急増しているために社会問題となっています。
日本も例外ではなく、40代以上の5人に1人が糖尿病予備軍だと言われています。糖尿病は決して人ごとではありません。
2型糖尿病の主な原因は、過食などの生活習慣。過食に伴う肥満もその一因となります。
健康な人は、食事をして血糖値が上がると、ただちにインスリンが分泌されます
そして、インスリンによって血糖値は正常値に保たれます。
ところが、インスリンの量が不足すると血糖値が下がらなくなります。
その原因ですが、過食によって、すい臓が常に大量のインスリンを分泌しなければならなくなります。
そのため、次第にすい臓の働きが衰えてしまうのです。
また、肥満や、一食を抜いて一度にまとめ食いをするのもよくありません。
肥満になると、インスリンが大量に必要となりますし、まとめ食いは血糖値が一気に上がります。
このように、すい臓に負担をかけないように日ごろから摂生することが大切になります。
適度に運動し、特に炭水化物の摂取を控えて、腹八分目を心がけるようにしましょう。
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