糖尿病の治療は大変難しい。専門医の診断を受けることが大切

糖尿病を完全に治すためには糖尿病専門医の診察を受ける必要があります。

糖尿病治療は、内科の幅広い総合的な知識と糖尿病の深い専門的知識の両方が必要です。糖尿病専門医の診断を受けるようにしましょう。

医者と一言で言っても、整形外科、内科、産婦人科など様々な専門分野があり、医者によって得意な分野や不徳な分野があります。

糖尿病は、基本的には内科に診てもらう事になると思いますが、内科と言っても非常に幅広いため、糖尿病について本当に適切なアドバイスや治療ができる医者というのは限られています。

下手な医者の診断を受けて、不適切な治療やアドバイスを受けた場合には、治療が進まず、時間の経過と共ににさらに糖尿病が悪化し、合併症の誘発やさらには失明や壊疽、人工透析が必要になるなど最悪の結果になりかねません。

糖尿病は、不治の病であり放っておいて改善するということは絶対にありません。できる限り早く効果のある適切な治療を始めなければなりません。

カゼを引いたときに診てもらういつもの医者や近所にある内科の医師に診てもらうということは止めましょう。必ず、自分が無理無く通える範囲の距離で、最高の糖尿病専門医を探して下さい。

糖尿病専門医とは、日本糖尿病学会が認定している制度で、日本には3,500人以上の資格を持っている医者がいます。

糖尿病専門医は、名前の通り、糖尿病の深い専門的知識と治療のための技術を持った糖尿病の専門家です。大変、厳しい道のりを乗り越えてきた医師のみに与えられる資格ですので、糖尿病専門医の資格を持っている医師の診断を受ければ基本的には安心です。

では、どのような人が糖尿病専門医として認められるのでしょうか?それを説明します。

糖尿病専門医とは?

糖尿病専門医の資格をもらうためには、まず医学部を卒業してから4年間内科で研修を受け、その後に実施される試験に合格することで、認定内科医にならなければなりません。

その後、さらに日本糖尿病学会が認定している糖尿病ばかりを専門的に診察している病院で3年間実務経験を積むために働かなければなりません。

糖尿病治療の最前線の現場で、先輩の医者が実際に診察し治療している姿を診ながら、糖尿病治療に必要な薬、インスリンなどの知識を叩き込まれます。

そのように実務をこなしながら、学問研究活動も同時にしなければなりません。理論と実技の両方を同時に学ぶことが必要とされます。

この最低7年間の厳しい道のりを超えた者だけが、糖尿病専門医として資格が与えられます。

また、認定してもらった後も、5年に一回チェックを受けることになり学会への参加状況や診察数など、決められた条件を満たしていないと資格が取り消されてしまいます。

このように糖尿病の事だけを専門に実地や学問に取り組んでいるのが糖尿病専門医なのです。

糖尿病専門医は、日本糖尿病学会のホームページから検索することができます。

糖尿病専門医検索 → http://www.jds.or.jp/modules/senmoni/

自分の大切な健康を守るために糖尿病治療を決意したならば、必ず糖尿病専門医の診断を受けて本気で改善に取り組みましょう