糖尿病は不治の病です。一生治療しながら付き合っていかなければなりません。
まず、確認しておかなければならない事があります。それは、糖尿病は、残念ながら、現代の医療でも完治させることはできない不治の病だという事です。
ですから、糖尿病と診断されたら一生涯病気と付き合っていかなければならないのです。
さて、糖尿病で一番深刻な問題になるのが合併症です。
合併症は血糖値が高い状態が続くために起こります。
そのため、糖尿病にかかったら、血糖値をコントロールして合併症の進行を遅らせることが必要なのです。
糖尿病はあまり自覚症状がありませんので、治療をしないで放置してしまう人も少なくありません。
糖尿病は知らないうちに病気が進んでいるという点では、恐ろしい病気です。
合併症によって視力を失ったり、足を切断しなければならなかったり、また、命を落とす人も決して少なくありませんので、医師の指示を守ってきちんと治療しましょう。
では、具体的な治療法を述べます。
糖尿病は、大変難しい病気ですので、できれば日本糖尿病学会が認定している糖尿病専門医の診察を受けるようにしましょう。
さて、糖尿病の治療ですが、「運動療法、食事療法、薬物療法」の3つが基本となっています。
運動療法は、毎日続けることが大切です。体調が悪い時は、座ったまま手足を動かすだけでも効果があります。
糖尿病の人が運動することで、血液中の血糖が体内に取り込まれます。そのために血糖値が下がるのです。
また食事療法は、摂取可能なカロリーを守ることが必要となります。カロリー計算が大変、という人は宅配の糖尿病食を利用するのもよいでしょう。
外食やコンビニエンスストアで購入するときは、カロリー表示のあるものを利用すると便利です。
さまざまな食材が糖尿病に有効だと言われています。そうした食材を積極的に取り入れるのは悪いことではありませんが、その食材に頼り過ぎるのもよくありません。
バランスの良い食事を取るように心がけましょう。また薬物療法ですが、運動療法、食事療法でも血糖値が下げられなかった場合に行われます。
薬物療法には2種類あります。
一つはインスリンを注射すること、もう一つは血糖値を下げる薬を経口投与することです。経口投与というのは口から飲む事です。
インスリンは、すい臓からのインスリンが足りていない場合に使われます。
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